白夜行

さてさて、あっというまに3月ですね〜。もちろん暖かくなってきたのは嬉しいんですが、周りに花粉症の人が多く大変そうです。今年は去年の5倍の花粉の量なんだとか、いやはやどうにかならんもんでしょうか。(薬は効くけど眠くなるし・・・)そんで前置きをしつつ、ちょっと遅れながらも本のレビューです。

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

東野作品は友達に薦められてからすごく好きでたまにこのレビューでも出てますが、今回2月にいっき読みしたのはこちらの「百夜行」です。読んで誰もが思うポイントですが、「次々と起こる事件の真相が明らかにされないまま、話が流れていく」ところが実に巧妙なんです。おそらく「主人公の2人がうまいこと事件を起こしたのだろう」という仮説は出てくるんですが、本当のところは分からない、そこが読者の想像を巡らす作りになっていて結構気持ちよく感じましたね。最後の結末もなかなかシュールで、いい感じでした。綾瀬はるかちゃんのドラマ版はまた視点がチョット違って「人間味のあるキャラ」のようなので、あえて観ないほうがよいかなあと思いました〜。